人は自分の名前を持ち自分のいのちを生きる。 数字で表された死者の数は、個としての命の数を表現してはいない。 人の数を一人づつ描く原始美術的手法は皮肉にもハイテクノロジーを駆使した現代戦争の犯罪性を浮き彫りにする。 絶たれてしまったいのちの一回性を画面にしるし付けるのだ。
→イラクボディカウント・古澤潤
題名 Iraq Body Count ⅩⅦ シリーズ・死者の譜 -3,324- 91×91cm