言葉そのものを信用しない
と言うより、言葉の周辺の臭いや
気配の方が好きだ。そして自分なりに
想像して、納得している。
ものをつくる時には、その臭いや、気配を
かたちにしたいと思っている。
そして、ものだけにしか表現出来ない
ものの有り様を見つけたいと思う。
私の場合、無知へのコンプレックスが
その行き場を打付ける場としてのもの
であった。
ところが、自分のつくるものの周辺に
知らなかった言葉の交差がうまれてくる。
おもしろい。
だから、続けられる。
ある日の「メモ」より
作品:「私の宇宙」 91.5x91.5cm