素材である木を前にして考える。予め持っていたイメージを貫いて制作する方がいいのか、それとも自分のイメージを引っ込めて素材の持つ自然の形態を生かして制作するか。私の制作過程ではこの鬩ぎ合いが繰り返し起る。そして、そのどちらも私にとっては大切で必要なことなのだと、やっと最近思えるようになった。まるで、人の生き方や考え方を問われているのと同じだと感じることがある。
枝人ーカゼガ フイテルー」110×50×138
素材・木、モデリング剤
作品:「枝人-ユレテル-」 27x30x80cm
作品:「枝人-オドッテル-」150x75x145cm